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2019.12.03

昭和41年(1966年3〜4月)の主な出来事

昭和41年(1966年3〜4月)の主な出来事

2019年11月に刊行致しました「新聞集成 昭和編年史」41年版IIは昭和41年(1966年)3〜4月の記事を収録していますが、その期間に起きた主な出来事です。

詳しくは「新聞集成 昭和編年史」41年版II巻末の年表を御覧下さい。
昭和の戦後史、現代史を調べる参考になれば幸いです。
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昭和41年(1966年)3〜4月の主な出来事----世界

3.1・前年11月16日に打ち上げられたソ連の「金星3号」が3億kmを飛行して初めて金星に到達
3.3・2週間前に米国の北爆に「ミグ21」が初めて迎撃、とサイゴン筋が発表
3.10・南ベトナム第1軍管区司令官グエン・チャン・チ(仏教徒)が解任され、各地で仏教徒が激しい反政府デモをかける
3.11・スカルノ・インドネシア大統領、スハルト陸相に政治権限を委譲
3.12・インドネシア、共産党を非合法化
3.16・米の「ジェミニ8号」がアジェナロケットと初のドッキングに成功
3.24・英カンタベリー大主教がローマ教皇を訪問。統一への協力をうたった共同宣言を発表。英国国教会とカトリックが和解
3.25・中国共産党機関紙「人民日報」、25日付学術研究欄に歴史学者翦伯賛批判論文を掲載
3.25・ニューヨークなど米7都市とパリなど外国7都市でベトナム戦争反対デモ行進や抗議集会
3.26・劉少奇中国国家主席、アジア諸国を歴訪
3.27・南ベトナムのユエで学生市民2万人が反軍事政権デモ。サイゴンでも反政府集会
3.27・スカルノ・インドネシア大統領、6副首相24閣僚からなる新政府を発表。スハルト体制進む
3.30・インドネシア新内閣が発足
3.31・英総選挙で労働党が圧勝

4.3・米軍、ベトコン(解放戦線)ゲリラを追ってカンボジア領に初めて侵入
4.3・南ベトナムのサイゴンでデモ隊・警官が乱闘。ダナンで全警官が反政府・反米デモに参加
4.4・マリク・インドネシア外相、国連復帰・対米関係改善を発表
4.6・第1回東南アジア開発閣僚会議開催(東京)。農業開発会議設置など共同コミュニケ発表
4.8・ソ連共産党大会最終日、ブレジネフ第1書記を満場一致で32年ぶりの書記長に選出
4.12・米戦略爆撃機B52、はじめて北爆に出動
4.14・郭沫若中国科学院院長、文化革命支持と自己批判を表明
4.16・ローデシア、英と全面断交
4.16・「北京日報」、拓「人民日報」元編集局長らに対する批判論文を掲載
4.27・グロムイコ・ソ連外相、共産圏の閣僚として初めてローマ法王に接見

昭和41年(1966年) 3〜4月の主な出来事----政治・外交・軍事・沖縄

3.4・椎名外相、自衛隊海外派兵問題について衆院予算委員会で「海外派兵せず」との政府統一見解発表
3.5・椎名外相、衆院予算委員会で「派兵と派遣は違う」と答弁。国連監視団のような平和目的に参加するも
のは派兵ではなく派遣と区別
3.7・政府、紀元節復活の祝日法改正案を国会に提出
3.7・神奈川県公害審査委員会、川崎の日本油化工業に公害防止条例を初適用、改善命令書を送付
3.8・佐藤首相、参院予算委員会で「日米安全保障条約の長期存続は必要」と発言
3.9・上田喜一東京歯科大学教授・白木博次東大脳研教授ら、衆院科学技術振興特別委員会で水銀性農薬の使用禁止を訴える
3.10・臨時新東京国際空港閣僚協議会、空港用地は千葉県富里地区とし関係各方面の理解を求めることで合意
3.10・佐藤首相、参院予算委員会で沖縄防衛に日本も参加と答弁
3.11・参院予算委員会、沖縄防衛問題で紛糾。社会党、首相発言の取消しを要求するが首相は拒否し、社会党委員総退場。3.15まで審議中断
3.15・政府、放送法・電波法改正案を国会に提出。衆院逓信委員会の自・社共同修正案に自民党内で異論、廃案
3.16・佐藤首相、沖縄防衛問題について参院予算委員会で「法律・条約上沖縄に自衛隊は出動できない」と再答弁
3.16・琉球立法院、初の行政主席間接選挙で、野党退場のまま松岡政保を選出
3.18・鈴木厚相、衆院社会労働委員会で、米国のミラー法などにならい有機水銀系農薬を規制と答弁
3.24・椎名外相、参院予算委員会で「ベトナムは極東の周辺地域であるが、そこでおこった事態が極東の平和と安全に絶大な影響を与える地域については、安保条約の適用範囲である」と答弁。日米安全保障条約の適用範囲で政府と社会党が対立
3.25・閣議、明治100年記念事業を国家的規模で行うと決定
3.30・社会・民社・公明・二院クラブの野党連合、国会に売春防止法の一部改正案提出。継続審議となる
3.30・小選挙区制、憲法改悪反対などで社会・公明・共産3党、「憲法擁護・小選挙区制粉砕連絡会議」を結成
3.30・衆院科学技術振興対策特別委員会、有機水銀系農薬について政府は国際基準を尊重し対策を、と決議
3.- ・3.14韓国警備艇、済州島西方の共同規制水域内で操業中の日本漁船団に発砲し「第53海洋丸」と乗組員を連行、政治外交問題となる。海洋丸事件

4.1・総理府に青少年局新設。青少年問題審議会も発足
4.5・防衛庁、「第3次防衛力整備計画」原案まとめる
4.8・法務省、在日韓国人の法的地位協定に基づき、在日韓国人3家族20人に初の永住許可を出す
4.11・公務員制度審議会(前田義徳会長)、ILO関係国内法改正タナ上げ部分の審議に入る
4.13・前日投票の京都府知事選で、社会・共産両党推薦の蜷川虎三が当選し、革新系知事として初の五選を果たす
4.16・外務省、日米安全保障条約について統一見解発表
4.18・下田外務次官、「核拡散防止条約ができても日米安全保障条約は必要」と言明
4.20・日米安全保障条約の外務省統一見解発表について、社会・民社両党反論。外務省、有事駐留につき新見解
4.27・琉球立法院、対日平和条約の発効日を目前にして初めて祖国復帰要請決議を見送る

昭和41年(1966年) 3〜4月の主な出来事----経済・産業・労働

3.1・日ソ漁業委員会第10回会議、中川駐ソ大使・イシコフ漁業相らが出席しモスクワで開会
3.5・国鉄運賃値上げ実施。旅客31%貨物12.3%
3.8・中小企業庁、中小企業白書「40年度中小企業に関する年次報告」を閣議に提出。4 0 年の倒産は6141件など
3.10・公共事業等施行推進本部(本部長福田蔵相)、41年度総事業費の70%の契約を上半期中に行なう方針を決定
3.14・日ソ経済合同委員会開催( 〜3.23)。ネステロフ団長、シベリア開発討議が中心と挨拶
3.14・日本電機工業会、1月1日現在の家電製品普及率を発表。洗濯機は64.1%で前年比5.3%の増加
3.15・東京12チャンネル、約200人の人員整理など再建案を組合に通告
3.17・三井化学工業、600人の希望退職者募集を組合に提案
3.17・前年10月1日の第10回国勢調査で総人口が9827万4961人と判明、集計結果が発表される
3.17・奈良県、人件費抑制のため42年度からの女子職員不採用を発表。試験合格の40人の女子、不採用
3.19・東京12チャンネル労組、解雇反対時限スト
3.24・日韓貿易取決め正式調印
3.24・公害対策推進連絡会議、自動車の排ガス規制の方針を決定。この秋の新車から排気ガス中の有毒ガスを半減したエンジンの搭載を義務化
3.25・東京商工興信所、3月の全国企業倒産状況を発表。前月より件数で21.4%金額で23.3%の減少。景気のゆるやかな回復を反映して企業倒産状況も落ち着きを取戻す
3.25・総理府統計局、40年度の東京都消費者物価指数を発表。前年度より6.8%の上昇
3.25・都市交通労組、地方公営企業法一部改定案に反対して始発から時限スト。全国規模で初のスト
3.27・日本万国博覧会のテーマ委員会、「人間の生命」「地球の調和的利用」など4つのサブテーマを決定
3.29・春闘第2次統一行動で、動力車労組や私鉄総連が時限スト
3.- ・東洋レーヨン、43年度まで新規採用停止を発表。6千人の自然減員へ
3.- ・松下電器、同一労働同一賃金の「仕事別賃金」確立で労組と合意。画期的賃金体系として注目される
3.- ・文部省、41年春卒業の大学生の就職状況をまとめる。4年制大学卒就職希望者の就職率は83%で過去5ヵ年の低
3.- ・東京都で安売デー発足。野菜・魚・食肉を毎月1回5〜10%値引きするもの。ただし小売店の抵抗が強く2年で消滅

4.1・郵政省、小包郵便物料金を平均20%値上げ。書籍の郵送に書籍小包制度を新設する
4.1・メートル法完全実施。鯨尺物指しの生産が禁止となる
4.4・電源開発調整審議会(会長佐藤首相)、41年度の電源開発基本計画を政府原案通り決定。電力会社の原子力発電計画が初めて登場し、東京電力の福島1号と関西電力の美浜1号が組入れられる
4.4・大蔵省、4月15日まで建設国債募集、4月20日発行すると告示。「国債時代」へ 
4.5・大蔵省、40年度通関実績を発表。戦後初の年度間初出超となる
4.7・合化労連、春闘第1陣第1波として24時間ストに突入
4.12・ニチボー、希望退職や特別休暇などの合理化案を組合に提案。6月25日までに1344人応募
4.14・日ソ漁業交渉、モスクワで調印。共同コミュニケを発表
4.22・政府、日本原子力発電会社が前年10月11日に申請の敦賀発電所設置を許可 
4.26・春闘、公労協・交通共闘、統一スト突入
4.28・総理府、40年度の消費者物価上昇率は前年比7.4%と発表。28年度以来の最高
4.30・私鉄総連第2波スト突入。大手13社、3500円で妥結しスト中止
4.- ・東京12チャンネルが経営再建のため放送時間大幅短縮、大幅合理化実施

昭和41年(1966年) 3〜4月の主な出来事----社会

3.1・原水禁国民会議(社会党・総評系)主催「3.1ビキニデー中央集会」、横須賀市で開催
3.4・カナダ航空DC8型機、濃霧で羽田空港防潮提に激突し炎上、死者64人
3.5・羽田空港沖で海上保安庁ヘリコプターが全日空墜落機の遺体捜索中に墜落、乗員3人死亡
3.5・英国海外航空(BOAC)ボーイング707型機、富士山付近で空中分解し墜落、124人全員死亡
3.8・三島市の社会保険三島病院でチフス発生、この日までに看護婦5人、給食職員1人を隔離。チフス菌事件
3.14・韓国警備艇、済州島西方の共同規制水域内で操業中の日本漁船団に発砲し「第53海洋丸」と乗組員を連行
3.15・前年死亡が発見された3羽のコウノトリについて、死因は水銀農薬と判明。文化財保護委員会の依頼を受けた学者の発表
3.17・東京地裁、「吉展ちゃん誘拐事件」(38年3月31日)の被告に死刑判決
3.17・三重県津市で、県下137漁組中66組合代表により県下漁協代表者大会を開き、原発建設反対を再確認。また熊野灘沿岸漁民約2000人が、海上で原発反対の示威運動
3.22・長野県の東京電力梓川水系ダム建設現場で1500立方メートルの土砂崩れ。出かせぎ労務者11人が生き埋め、死亡
3.22・北海道歌志内市の空知炭鉱で坑内ガス爆発、12人死亡
3.23・新潟県西頸城郡名立町の農業用水トンネル工事現場でガス爆発。下請け作業員ら5人死亡
3.24・最高裁、青梅事件につき事実誤認で原判決破棄差戻し判決
3.24・新潟県阿賀野川流域の有機水銀中毒事件を調査中の厚生省特別研究班、中間報告。工場廃水の疑いは濃いが断定は尚早と結論。討議の当初は、厚生省特別研究班は工場廃水が原因としていたが、科学技術庁や通産省などの強い反論を受け、中間報告となった経過、報道される
3.26・厚生省、群馬県高崎市にわが国初の重症心身障害者コロニー「心身障害者の村」の建設を決定
3.31・韓国警備艇に捕獲された「第53海洋丸」、17日ぶりに下関港に帰港
3.31・高松高裁、森永ヒ素ミルク事件で、一審の無罪判決を破棄し徳島地裁に差し戻し判決

4.2・東京大学地震研究所、長野県松代市で地下に大規模な変動と発表。1日からこの日にかけ頻発地震6596回
4.3・椿忠雄新潟大学医学部教授、日本内科学会で「新潟の水俣病は工場の廃液で発生」と発表
4.4・喜田村正次神戸大学医学部教授ら、日本衛生学会で「新潟の奇病は工場廃水に由来する有機水銀中毒である」と発表
4.7・千葉大付属病院医局員、千葉など3県でチフス菌や赤痢菌の人体実験をした容疑で逮捕される
4.11・新潟地検、新潟県知事選の公職選挙法違反事件で塚田前知事を不起訴処分に決定
4.13・韓国済州島沖で三重県の冷凍漁船と韓国漁船が衝突。韓国漁民5人死亡1人不明
4.14・新潟市で有機水銀の被害を受けた母親から生まれた女児に脳性小児マヒの疑いがある、と新聞報道
4.15・東京都新宿赤十字産院の乳児結核発病率が異常に高く厚生省が調査。前年から29人発病、うち1人死亡を確認
4.17・長野県北信地方で午前10時21分から午後8時28分の間に6回の強い地震、松代町を中心に震度5が3回
4.21・政府の全日空機事故技術調査団(木村秀政団長)、気象・エンジン関係に原因となる要因はないとの報告を確認
4.22・新潟大学医学部公衆衛生学教室、佐渡で死んだ国際保護鳥トキ2羽から農薬に含まれる水銀を検出

昭和41年(1966年) 3〜4月の主な出来事----教育・科学・文化

3.2・第3回日米文化教育会議開催(〜3.7)。日米相互理解における大学の役割を中心に討議
3.8・横浜国立大学学芸学部生4人、学部名称変更白紙撤回を要求して正門前でハンスト突入
3.11・早大、学費値上げ阻止・機動隊導入弾劾全学抗議集会。機動隊が構内に入り、指名手配中の大口全学学生共闘会議議長等3人を逮捕
3.12・日本学士院、41年度の恩賜賞・日本学士院賞受賞者を決定。前田恵学氏に恩賜賞
3.14・東京杉並区の気象庁気象研究所、米国の気象衛星「エッサ2号」からの写真受信に成功
3.18・国士舘大学の非民主的運営・「復古教育」が衆院文教委員会で問題となる
3.19・京都大学教養部教授会、成績判定の結果、2年生の11%を落第と決定 
3.21・青年医師連合(青医連)結成。全国医学系大学46校3000人参加、インターン制廃止・国家試験ボイコットなどを決定
3.22・文部省芸術選奨きまる。市川団蔵・内田吐夢監督ら8人と邦楽1団体。4.9授賞式
3.23・富山県、日本初の登山届出条例制定。無届・虚偽の登山届などに一万円以下の罰金または科料を定める
3.25・早大学生、自主卒業式決行
3.25・富山県五箇山の平村相倉・上平村管沼両地区が、わが国初の合掌集落史跡に指定される
3.29・早大第一政経学部、期末試験阻止でバリケード再構築・スト突入。31日教育学部を除き全学スト突入
3.- ・国士舘大学で学園民主化運動
3.- ・横浜国立大学で、学芸学部名称変更反対の学園紛争
3.- ・京大・阪大・東大など各地の大学で大学生の落第・留年者の増加、問題となる

4.3・第38回選抜高校野球大会で愛知の中京商業高校が優勝。4度目で最多優勝校となる
4.4・NHK朝の連続テレビドラマ『おはなはん』放映開始。樫山文枝主演。視聴率50%超す
4.6・40年度芸術院賞決る。恩賜賞に池部鈞氏、院賞に永井龍男氏ら15人。5.31授賞式
4.7・東京都教育長・都教組委員長・都小中学校長会長が連名で、公立中学での受験目的の補習授業全廃を通達
4.7・日本全国各地を回って、各地のお国自慢を紹介するNHK公開生中継番組『ふるさとの歌まつり』放送開始
4.10・NHK新番組『サンダーバード』放送開始
4.10・鎌倉風致保存会(藤井崇治理事長)、鶴岡八幡宮裏山の御谷を1500万円で買上げ、緑化して保存と決定
4.12・第9回大阪国際フェスティバル開幕。カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー交響楽団初公演
4.13・早大一商・理工学部、学生投票による試験ボイコット決定でバリケード解く
4.15・古都保存法(古都における歴史的風土の保存に関する特別措置法)施行
4.19・第70回ボストンマラソンで君原健二が優勝、日本が4位まで独占
4.20・著作権制度審議会(江川英文会長)、著作権保護期間50年など全面改正を答申
4.22・米海外記者会の1966年報道写真賞、UPI通信サイゴン支局員の沢田教一カメラマンに授与される
4.23・早大の大浜信泉学長と全理事、辞意を表明
4.24・ローマで開催の第64回IOC総会開会式で、ブランデージ会長が商業主義排除を求める、と演説
4.25・日本テレビの『テレビ人生相談』など、この年相談番組4本開始。工夫をこらし視聴率高める、と新聞報道
4.25・日本テレビで新番組『青い山脈』放映開始。石坂洋次郎原作・加賀まりこ主演
4.26・第64回IOC総会、1972年オリンピック冬季大会の開催地を札幌と決定
4.- ・大学入学定員26万3千人に対し、入学者40万1千人(文部省調査)。私大の水増入学、問題化

詳しい年表は「新聞集成 昭和編年史」41年版I〜VI付録をどうぞ

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