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2021.07.19

昭和42年(1967年)7〜8月の主な出来事−社会


2021年7月に刊行致しました「新聞集成 昭和編年史」42年版IVは昭和42年(1967年)7〜8月の記事を収録していますが、その期間での社会関係の主な出来事です。

詳しくは「新聞集成 昭和編年史」42年版IV巻末の年表を御覧下さい。
昭和の戦後史、現代史を調べる参考になれば幸いです。
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昭和42年(1967年) 7〜8月の主な出来事−社会

7.1・東京都渋谷区原宿で原宿族の騒音に悩む住民が、生活環境を守る住民大会開催
7.2・京都府船井郡和知町の由良川で、関西電力和知ダムの第3水門が突然決壊して水が流出、下流で釣りをしていた京都市在住の店員1人が激流に飲まれて死亡。原因は同水門の部品破損
7.3・東京地裁、ストレプトマイシン製造法をめぐる米メルク社の特許権訴訟で、科研化学に約1億円の支払いを命ずる
7.3・警察庁、42年1〜6月の全国の交通事故実態をまとめる。死者数は昨年より減少したが、自家用車族の激増につれマイカー事故が増加
7.3・倉敷市福田地区でイ草の大量先枯れ発生。岡山県農業試験場の調査により亜硫酸ガスも原因になると判明
7.4・群馬・栃木で雷雨と雹害。農家2棟が全壊、田畑で収穫直前のスイカ・メロンなどの農作物が全滅
7.4・食管制度を守る全国連絡協議会、「お米の婦人交流会」開催(東京)。日本生活協同組合連合会・消費者団体連合会ほか
7.5・厚生省、鹿児島県を本年初の日本脳炎汚染地区に指定
7.5・新生児管理改善促進連合(会長森山豊前東大教授)、衆参両院婦人議員懇談会に対し、病院での新生児取り扱い改善を陳情
7.6・最高裁、大逆事件(明治43年)の生存者坂本清馬らによる特別抗告を棄却
7.6・農林省、農家の主婦の8割が農夫症と発表
7.7・横浜市鶴見区の花月園競輪場で、選手の勘違いで競技結果に影響が出たことに観客約2000人が怒って騒ぎ、警官や観客ら30数人が重軽傷。施設の窓ガラス、付近の乗用車などが損壊または燃えたほか、投票所から払い戻し用の約425万円が盗まれた 
7.9・砂川基地拡張阻止集会、立川市の米軍基地滑走路拡張予定地で開催。三派・革マル派全学連と警官隊が衝突、百数十人が負傷
7.10・西日本各地に集中豪雨(7.8〜10)。24府県に崖崩れなどの被害、死者行方不明者367人。昭和42年7月豪雨
7.10・厚生省の調査によると、老人の自殺率は農村部で高く、高知・和歌山・秋田の順、と新聞報道
7.11・社会保障研究所(山田雄三所長)の調査によると、子供3人の勤労者世帯で養育費が家計の6割を占める、と新聞報道
7.12・四日市市で第1回公害問題学習会。沼津工高教師を講師に、沼津三島地区での石油化学コンビナート反対闘争の話を聞く
7.13・千葉県君津郡袖ケ浦町の房総西線長浦−姉ケ崎間で線路内2ヵ所に仕掛けてあった爆薬が爆発し、レールや枕木などが損壊。5日後に容疑者2人逮捕
7.13・警察庁、全国一斉に蒸発者8万6254人の公開捜査を開始
7.14・三井三池労組の一酸化炭素中毒患者家族75人、CO特別立法の内容充実を訴えて坑底に座り込み(〜7.20、145時間)
7.17・茨城県の「猿島肝炎」が再発、41年4月から猿島・境・岩井の3町で21人が死亡、と新聞報道
7.17・三井三池労組の一酸化炭素中毒患者家族の会の主婦ら約300人、参院議員面会所内で座り込みに入る。CO特別措置法案の内容充実を要求
7.17・久野収・丸山眞男らが呼びかけ人となり、ベ平連がベトナムに医療品を贈ろうと呼びかけ
7.18・三井三池の一酸化炭素中毒患者家族の会の主婦ら100人、労働省前で無期限ハンガー・ストライキを開始
7.18・四日市市の三重県立大医学部付属病院で41年12月に生まれた乳児のとり違え事件発覚
7.19・名古屋高裁、国と富士山本宮浅間神社の10年来の「富士山頂」所有権争いで、神社のものと判決
7.21・選挙法改正運動協議会、第55特別国会で廃案になった政治資金規正法と公職選挙法改正案について、佐藤自民党総裁に質問状提出
7.23・富山県上市町の大岩山日石寺で火災、伽藍のうち国指定重要文化財の不動堂を全焼
7.24・南海電鉄本線の箱作駅構内で、難波発和歌山市行き急行電車と発車直前の貨物列車が正面衝突。乗客ら90人以上が重軽傷。原因は急行側の信号無視
7.25・住民基本台帳法公布
7.26・主婦連(奥むめお会長)、消費者米価値上げ反対・米審のあり方など農相に要望書
7.27・埼玉大宮公園派出所巡査、立寄り先でピストル暴発、誤って主婦1人死亡
7.27・広島市基町の通称「原爆スラム」から出火、バラック住宅82棟全半焼、住民1人焼死、171世帯532人が焼けだされた
7.28・核禁会議(民社党・自民党系)主催第2回アジア核禁会議、東京で始まる
7.28・厚生省、41年簡易生命表を発表。平均寿命が男68.35年女73.61年に伸びる
7.28・原水禁国民会議(社会党・総評系)、中東問題での混乱回避でイスラエル代表に世界大会参加再考を要請
7.30・第13回日本母親大会、東京で開催(〜7.31)。参加者1万3000人 
7.31・三重県志摩町の和具港内で遊覧船「白帆丸」が転覆沈没、乗客の幼女1人水死。原因は約2倍の定員超過
7.31・日本原水協(共産党系)主催の第13回原水禁世界大会国際予備会議、東京で開催
7.-・5月末から7月初めにかけて、千葉・神奈川県で30年ぶりという異常渇水による飲料水不足が続き、両県は5月29日に給水制限を開始、7月1日に42.5%の給水制限を実施(同11日に制限完全撤廃)
8.1・原水禁国民会議(社会党・総評系)主催、被爆22周年原水禁世界大会国際会議開催(〜8.3)
8.1・北アルプス西穂高独標付近で、登山中の松本深志高校生に落雷、11人死亡。落雷の山岳事故では戦後最大
8.1・第2回アジア核禁会議広島大会
8.2・北海道赤平市の村井建設桑の沢炭鉱で崩落、作業員2人生埋め。同市住友赤平鉱業所の坑内でも崩落、2人死亡
8.3・厚生省・経企庁・福岡県・大牟田市合同で、大牟田川と有明海域の水銀調査を開始
8.3・第2回アジア核禁会議長崎大会
8.4・厚生省、広島・和歌山・香川・静岡の4県を日本脳炎汚染地区に指定。汚染地区が全国で22府県となる
8.4・日本原水協主催、第13回原水禁世界大会国際本会議開催。海外から11ヵ国2国際団体25人が参加
8.4・原水禁国民会議主催、原水禁世界大会広島大会開催
8.5・永久保存を目的とした広島市の原爆ドーム補強工事が完成、完工式
8.5・三里塚・芝山連合新空港反対同盟、成田市遠山中で小・中学生による少年行動隊の発会式を行う
8.5・日本原水協主催、第13回原水禁世界大会広島大会開催
8.7・長崎県被爆者手帳の会、分裂中の原水禁運動統一を訴え長崎市平和公園で座り込み
8.7・新島米軍射爆場設置反対全国漁民大会、東京で開催。約1200人参加 
8.8・41年11月全日空機松山沖墜落事故の団体補償交渉で、1人当たり800万円で遺族側と調印。これまでの最高で解決
8.8・新宿駅構内で米軍タンク車と砕石満載の上り貨物列車が衝突、タンク車など4両が炎上。上り運転士のブレーキ操作ミス。国電1100本運休、約200万人が足を奪われ大混乱。これにより米軍用燃料輸送反対運動に拍車がかかる
8.8・高松市沖合で小型タンカー「第3生長丸」がパナマ船籍の貨物船「チュンアン号」と衝突転覆、船長は15時間後に救出されたが残りの乗組員3人死亡
8.9・原水協主催、第13回原水禁世界大会長崎大会
8.9・原水禁国民会議主催、原水禁世界大会長崎大会開催
8.9・東京板橋署、1億円の預金小切手をすり替えていた東京相互銀行板橋支店員を逮捕し共犯者を指名手配
8.11・名古屋市緑区鳴子団地の東海銀行員宅で、強盗が乳児を人質にろう城、逮捕のさい同僚の撃った2発で巡査部長死亡、犯人も負傷
8.11・石川県七尾市に降った集中豪雨で山崩れが起き、住民4人が死亡
8.12・日本赤十字社、在日朝鮮人帰還協定の今年限りの打切り方針に基づき、この日帰還申請受付を締切る
8.13・長野県塩尻市上空で、松本空港からグライダーを曳航していた中日新聞社のパイパー式スーパーカブ「こまどり」号が墜落炎上、乗員2人死亡
8.13・医療料金引上げをめぐる中央社会保険医療協議会(東畑精一会長)の折衝で、日本医師会など診療側が調停案を拒否し不調に終る
8.14・京都地検、サリドマイド事件の刑事訴訟で大日本製薬の不起訴処分を決定
8.15・千葉市で、成田空港建設反対派による強制測量阻止の集会開催。約500人が県庁ですわり込み、警官隊と衝突
8.15・日本子どもを守る会など16団体共催の「戦争はごめん婦人集会」、東京で開く。約300人参加
8.16・総評、幹事会で南ベトナム向け軍需物資の輸送拒否を各国に呼びかけることを決め、国際会議を提唱
8.17・東京相互銀行板橋支店の1億円すりかえ事件で主犯の金融ブローカーを逮捕
8.17・東京都港区の住民、麻布六本木の区立講堂で「麻布・六本木生活環境を守る会」を結成。深夜の騒音に悩んでの行動
8.18・徳山市の石油化学コンビナート内日本ゼオン徳山工場で出火。排水口に流れたベンゼンに引火
8.22・風速20m以上の勢力を持つ台風18号が紀伊半島南端に上陸、南紀地方に豪雨
8.23・米原潜の初の2隻同時停泊に対し労組・革新団体などの抗議集会が横須賀市臨海公園で開催。1万2500人参加
8.26・福岡県嘉穂郡稲築町の山野鉱業所の坑内で落盤、作業員2人死亡2人負傷
8.27・大阪府枚方市のひらかたパーク大劇場で火災、全焼
8.28・ベトナムにおける戦争犯罪調査日本委員会(代表委員末川博ら10人)主催「東京法廷」開廷(〜8.30)。ラッセル提唱「国際法廷」の日本版。日米政府に有罪判決
8.28・羽越地方、豪雨で大水害
8.30・厚生省食品衛生調査会、阿賀野川水銀中毒事件で原因は昭和電工の廃液と答申
8.30・原爆医療審議会、胎内被爆による小頭症児を原爆症患者として認定するよう坊厚相に答申
8.30・羽越地方の集中豪雨で死、行方不明130人を越す
8.31・東京都港区赤坂の駐日米大使館の敷地内で火災、公用車2台全焼。原因はガソリンによる放火
8.-・日本脳炎、全国に蔓延

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