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2022.06.21

昭和34年(1959年)3〜4月の主な出来事


昭和34年(1959年) 3〜4月の主な出来事----世界

3.3・英ソ共同声明(マクミラン英首相訪ソ)
3.4・フルシチョフ・ソ連首相、東独との平和条約締結の用意ありと言明
3.5・米国、トルコ・イラン・パキスタンと相互防衛協定調印(アンカラ協定)
3.8・赤十字国際委員会、韓国に抑留中の日本人漁夫153人の釈放のため斡旋に乗出す
3.9・浅沼社会党訪中使節団団長、中国人民外交学会で「米帝国主義は日中両国民の共同の敵」と演説
3.10・ダライ=ラマが中国軍司令部内での観劇に招かれたことから、ダラ=イラマが中国に抑留されるとの噂が広がり、独立を求める暴動に発展
3.13・仏政府、NATOに対し戦時にNATO指揮下に編入される仏地中海艦隊の3分の1を仏政府の直轄指揮下に留める、と通告
3.16・アイゼンハワー米大統領、米はベルリンから撤退せずと言明
3.17・チベット首都ラサで暴動、ダライ=ラマ脱出
3.19・チベットの反中国暴動、全土に拡大
3.23・中国政府軍、チベットの首都ラサを占領
3.24・イラク、バグダッド条約脱退を正式声明
3.27・英国で、バートランド・ラッセル提唱の核武装反対平和行進がオルダーマストンからロンドンに向けて出発(〜3.30)
3.28・中国政府、チベット地方政府を解散、パンチェン=ラマを自治区準備委員会主任に任命
3.31・チベットの最高指導者ダライ=ラマ14世、インドに亡命

4.1・米、気象観測衛星「タイロス1号」を打上げる
4.3・ネルー・インド首相、ダライ=ラマ一行のインド亡命を承認
4.13・米英ソ核実験停止会議再開(ジュネーブ)
4.14・米、探検衛星「ディスカバラー2号」打上げ。カプセルは大気圏内で消失し回収失敗
4.15・カストロ・キューバ首相、米・カナダを非公式親善訪問
4.15・ダレス米国務長官辞任
4.18・米大統領、ダレス国務長官の後任にハーター次官を任命
4.18・中国第2期全国人民代表大会(〜4.27)。周恩来首相、「1958年度の工農業生産高が65%増産」と報告
4.18・ダライ= ラマ、「チベットは1951年、中国の圧力で17項目の協定を結んだが、中国はこれを破ってチベットの自治権を奪った」と語る
4.23・中国人民解放軍、チベット反乱軍を制圧
4.25・北米5大湖と大西洋を結ぶセントローレンス水路が開通
4.27・中国第2期全国人民代表大会終了(4.18〜)。新国家主席に劉少奇、副主席に宋慶齢、薫必武を選出。毛沢東は党主席に専念
4.29・日本を含むアジア・アフリカ10ヵ国委員会、経済協力機構加盟国の制限を決定(ソ連を除外)

昭和34年(1959年) 3〜4月の主な出来事----外交・政治・安保・沖縄

3.2・日本-カンボジア経済技術協力協定に調印。賠償請求権放棄に対し、3年間に15億円の資材・役務を無償供与
3.2・茨城県百里基地反対期成同盟の主婦ら約40人、滑走路予定地区内の農道封鎖の中止を防衛庁に陳情
3.3・宮本顕治日本共産党書記長ら、中国で毛沢東中国共産党主席と会見、日中友好共同声明発表
3.9・浅沼社会党訪中使節団団長、中国人民外交学会で「米帝国主義は日中両国民の共同の敵」と演説
3.9・岸信介首相、参院予算委員会で「ミサイル攻撃に対して他に方法なければ自衛のため敵基地を攻撃できる」と答弁
3.9・伊能繁次郎防衛庁長官、参院予算委員会で「核弾頭装備のオネスト・ジョンは防御用として使用できる」と答弁、問題化
3.9・谷野せつ女史、国連婦人の地位委員会副議長に選出される
3.12・岸首相、国会で「憲法上、自衛のための最小限の核兵器の保有は可能」と答弁
3.12・衆院決算委員会、次期主力戦闘機種問題をめぐって森脇将光参考人が田中彰治委員長に「森脇メモ」を提出
3.15・周恩来中国首相、北京で社会党使節団と会見し、岸政府の中国敵視政策を非難、打開に政府間交渉を強調
3.17・浅沼社会党訪中使節団団長、張奚若人民外交学会会長と共同声明発表
3.19・政府、攻撃兵器保持は違憲とする統一見解を発表
3.23・末川博ら安保条約改定問題についての文化人懇談会、改定反対を声明。再軍備強化等5つの理由を示す
3.30・閣僚審議会、貿易自由化のため為替管理簡素化措置を決定。4.1実施
3.30・防衛庁、川崎航空機とロッキードP2V国産化の正式契約締結

4.3・政府与党首脳、藤山外相構想に基づく日米安保条約改定要綱案を決定
4.7・最低賃金法成立。政府レベルの検討が始まってから9年目、法案としては3国会目。4.15公布7.10施行
4.8・自民党7役会議、日米安保条約改定要綱・行政協定調整要綱を了承
4.9・自民党総務会、日米安保条約改定要綱・行政協定調整要綱を承認せず再検討となる
4.9・国民年金法成立。4.16公布11.1施行
4.9・閣議、皇太子結婚に際して特赦・特別減刑ほかの規準を決定。選挙違反など中心に該当者推定約10万

4.10・皇太子明仁親王と正田美智子の結婚式、皇居内賢所で挙行。パレードに人出53万
4.10・皇太子ご結婚恩赦約10万人
4.13・藤山外相、マッカーサー米大使と日米安保条約改定交渉を再開
4.13・在日朝鮮人の北鮮帰還問題に関する日本・北朝鮮両赤十字代表団の第1回会談開催(ジュネーブ)
4.15・安保阻止国民会議主催「砂川判決支持、安保体制打破中央集会」(東京日比谷公園)。以後、統一行動は昭和35年10月20日の第23次まで継続
4.15・総評、安保改定阻止第1次統一行動。初のスト及び時間内職場大会、鉄鋼・全造船などで実施
4.20・米軍に接収されていた横浜市の山下公園が返還される
4.23・第4回統一地方選挙。19都道府県知事・同議員・5大市長・同市議選挙実施。革新系市議漸増
4.23・都道府県議に37人、5大市議会議員に13人の婦人当選。婦人の投票率77.16%
4.30・第4回統一地方選挙。市町村長・同議員選挙

昭和34年(1959年) 3〜4月の主な出来事----経済・産業・技術

3.1・フジテレビ開局、『スター千一夜』放送開始(〜昭和56.9.35)。毎日放送テレビ、九州朝日放送テレビも開局 
3.2・日本-カンボジア経済技術協力協定に調印。賠償請求権放棄に対し、3年間に15億円の資材・役務を無償供与
3.4・ブラジル移民のもとへ嫁ぐ「花嫁移民グループ」12人、大阪商船あめりか丸で横浜出港
3.5・日本石炭協会、余剰炭買取り機関として新昭和石炭(株)設立を決定。3.31創立総会
3.7・帝都高速度交通営団、地下鉄丸ノ内線の霞ヶ関-新宿間の工事完成、公式試運転を開始
3.13・大蔵省、貿易為替自由化方針を決定
3.13・飛行機利用の団体旅行ブームで、8月までの日航の国内線予約は前年比2倍と新聞報道
3.8・名鉄、労使間で長期安定賃金協定を締結。むこう2年間の昇給額を保証する「労使休戦」
3.12・東急、長期安定賃金協定締結
3.18・原子燃料公社東海精練所で初の国産金属ウランを製造。3.28本格操業
3.20・アジア生産性国際会議(参加14ヵ国)、本部機構設立を確認し閉会(3.18〜)
3.20・簡易生命保険法が改正され、家族保険が創設される
3.23・ソ連から戦後初の観光団が羽田空港に到着。科学者・技術者など20人、内11人が女性
3.24・大蔵省と日本銀行、2月中の国際収支発表。黒字7400万ドルで戦後第2の記録
3.26・常磐炭鉱、3年間で3000人の人員整理を行う企業整備案を組合側に提示
3.28・茨城県原子燃料公社東海精錬所開所式
3.30・閣僚審議会、貿易自由化のため為替管理簡素化措置を決定。4.1実施
3.30・防衛庁、川崎航空機とロッキードP2V国産化の正式契約締結
3.30・東京晴海に東京国際貿易センターの国際見本市会場が完成
3.- ・東芝、初のトランジスターテレビ発表
3.- ・米国マックスファクター、日本進出。ピンクカラーの口紅「ローマンピンク」の販売を開始
3.- ・愛知トマト(現カゴメ)、トマトペーストを発売。この年、トマトジュース缶も登場
3.- ・本年の大学卒業生の就職率が戦後最高を記録
3.- ・1.19三井鉱山、三鉱連に6000人希望退職企業整備案提示し、3月、三池中心に連続スト

4.1・原子力研究所、国産第1号原子炉を契約、日立など5社で分担製作
4.1・全日空、東京-大阪間の直行便を開設し、国内幹線に進出
4.1・NHK大阪教育局・札幌テレビ・東北放送・四国放送など、9つのテレビ局が新たに開局
4.1・都内ボックス型公衆電話から、市外電話(60km以内)がかけられるようになる
4.2・国鉄、志免鉱業所の民間払下げによる労働条件変更問題で、配転希望者の募集を掲示
4.3・ロンドン-東京間に就航の英国海外航空(BOAC)コメット4型ジェット定期航路第1便が羽田に到着
4.6・大蔵省発表の33年度末外貨準備高、9億7400万ドルで戦後最高
4.7・大蔵省、昭和33年度の通関実績を発表。輸入超過額が1億2400万ドルで戦後最低
4.7・最低賃金法成立。政府レベルの検討が始まってから9年目、法案としては3国会目。4.15公布、7.10施行
4.8・日本原子力発電会社、英原子力公社と発電炉に関する技術援助協定に調印(ロンドン)
4.10・皇太子結婚式をラジオ・テレビで実況中継。テレビ視聴推定1500万人。民間放送各社はこの日の為テレビ開局を急ぎ、1月〜4.1までの3ヵ月間に14社が開局。前後してテレビが爆発的に売れ、テレビ受信契約数は4月に200万を突破、更に半年後には300万に達する。又、女性週刊誌の活況を促す
4.10・日本テレビ(NTV )、カラーCM放送を開始
4.11・大阪府、吹田市の千里丘陵に住宅都市(千里ニュータウン)建設計画を発表
4.13・東海道新幹線の建設が認可される。4.20着工
4.14・首都高速道路公団法公布施行。6.17公団発足、オリンピックのため羽田-代々木間首都高速道路工事開始
4.17・前年12月から行われていた日米綿製品交渉、米国の日本側妥協案受諾により妥結
4.20・東海道新幹線起工式
4.24・33年度国際収支、実質5億7800万ドルの黒字で戦後最高
4.24・大蔵省、外国向け雑送金手続きなど貿易為替手続きの簡素化措置を発表
4.25・政府、34年度対米綿製品輸出量の自主規制案を発表、対米通告(対前年5.2%増)
4.25・炭労と石炭経協11社、賃金に関する中労委斡旋案を了承。炭労争議、5ヵ月ぶりに解決
4.30・東京都保谷市に住宅公団ひばりヶ丘団地が完成。2714戸で関東最大

昭和34年(1959年) 3〜4月の主な出来事−社会(市民運動、労働運動、公害、事件事故)

3.2・三鉱連・三社連、合理化提案に反対して全面24時間スト。この後スト反復、4.6希望退職募集で妥結
3.2・茨城県百里基地反対期成同盟の主婦ら約40人、滑走路予定地区内の農道封鎖の中止を防衛庁に陳情
3.4・主婦連、「消費者を賢くする運動」の一環として、東京四谷の主婦会館で第1回消費者ゼミナール開催
3.8・名鉄、労使間で長期安定賃金協定を締結。むこう2年間の昇給額を保証する「労使休戦」
3.9・谷野せつ女史、国連婦人の地位委員会副議長に選出される
3.10・東京都杉並区の善福寺川で英国海外航空(BOAC)スチュワーデスの死体発見。親しかったベルギー人神父を重要参考人として任意捜査中6月帰国し迷宮入り
3.10・不況下の筑豊炭鉱失業者、狩野川台風(33年9月)災害復旧工事従事に伊豆地方へ集団移住開始
3.11・文部省、テレビの普及による初の子供への影響調査を実施。小学校高学年と中学生の5人に1人が1日5時間以上も見る「テレビっ子」と判明
3.12・東急、長期安定賃金協定締結
3.13・飛行機利用の団体旅行ブームで、8月までの日航の国内線予約は前年比2倍と新聞報道
3.14・東京電力の既婚婦人の6ヵ月以内退職方針に反対し、女子労組員が抗議集会
3.17・安保体制打破国民会議(仮称)結成を総評・社会党など13団体で呼びかけ
3.18・無期限スト中の主婦と生活社労組に対し、会社側がロックアウトを宣告。同労組は組合員の配置転換と労務管理に反対して2.15から無期限ストに突入、大宅壮一ら150名の文化人が執筆拒否で組合を支援。12.29解決
3.19・三井鉱山、希望退職者6千人の募集提案
3.19・宮内庁、第5皇女清宮貴子内親王と島津久永(元伯爵故島津久範の次男)の婚約内定を発表
3.23・ソ連から戦後初の観光団が羽田空港に到着。科学者・技術者など20人、内11人が女性
3.24・北ベトナムからの第1次帰還者9人(全員元軍人)、門司港に帰着。沖縄出身の1人は、入港直前に自殺
3.24・安保反対呼びかけ団体連絡会議、名称を安保条約改定阻止国民会議と決定
3.25・春闘第5次統一行動で、初のタクシー全国一斉スト。固定給3000円以上の賃上げを要求して全国6都市で8000余台がストップ
3.26・岩手県内の中学高校卒業の県外就職者第1陣796人を乗せた集団就職列車が盛岡駅を出発。人手不足のため、集団就職の子供達が「金の卵」と呼ばれる
3.26・常磐炭鉱、3年間で3000人の人員整理を行う企業整備案を組合側に提示
3.27・有田八郎元外相夫人、パンフレット『般若苑マダム物語』出版元を名誉毀損で告訴(般若苑マダム事件)
3.28・東京九段に無名戦士の墓「千鳥ヶ淵戦没者墓苑」完成。天皇・皇后が出席し追悼式挙行
3.28・社会党・総評・原水協・護憲連合など、日米安保条約改定阻止国民会議を結成。日共はオブザーバー参加
3.30・東京地裁伊達秋雄裁判長、「米軍駐留は違憲、従って刑事特別法は無効」とし、砂川事件7被告全員に無罪判決(伊達判決)
3.31・炭労、三井鉱山の企業整備問題で「三井と全組織をあげて対決する」との非常事態宣言を発表
3.-・本年の大学卒業生の就職率が戦後最高を記録
3.-・1.19三井鉱山、三鉱連に6000人希望退職企業整備案提示し、3月、三池中心に連続スト
3.-・この頃東京湾・伊勢湾・千葉県内湾で異臭の魚、海の汚れ深刻化

4.1・東京都、風俗営業取締法施行条例施行。都下の「深夜喫茶」が姿を消す
4.3・東京地方裁判所伊達秋雄裁判長の砂川事件無罪判決に対し、検察側は最高裁判所に跳躍上告
4.4・厚生省、小児マヒを指定伝染病と決定
4.10・皇太子明仁親王と正田美智子の結婚式、皇居内賢所で挙行。パレードに人出53万
4.10・皇太子ご結婚恩赦約10万人
4.10・皇太子の結婚パレードで皇居前で馬車に飛び乗ろうとした天皇制反対の少年、逮捕される
4.10・皇太子結婚式をラジオ・テレビで実況中継。テレビ視聴推定1500万人。民間放送各社はこの日の為テレビ開局を急ぎ、1月〜4.1までの3ヵ月間に14社が開局。前後してテレビが爆発的に売れ、テレビ受信契約数は4月に200万を突破、更に半年後には300万に達する。又、女性週刊誌の活況を促す
4.13・在日朝鮮人の北鮮帰還問題に関する日本・北朝鮮両赤十字代表団の第1回会談開催(ジュネーブ)
4.14・東京地裁、主婦と生活社事件判決。ロックアウト通告後の労組の座込みは違法
4.15・安保阻止国民会議主催「砂川判決支持、安保体制打破中央集会」(東京日比谷公園)。以後、統一行動は昭和35年10月20日の第23次まで継続
4.15・総評、安保改定阻止第1次統一行動。初のスト及び時間内職場大会、鉄鋼・全造船などで実施
4.16・明治神宮外苑絵画館前広場で、東京都主催の皇太子結婚慶祝式典。都民約1万人が参集
4.18・皇太子・同妃、伊勢神宮に参拝し「神宮に謁するの儀」を挙行。皇祖に結婚を報告し加護を祈念
4.18・皇太子ご夫妻歓迎提灯行列が奈良ホテル前で押しあいとなり、女子高生ら17人負傷
4.25・炭労と石炭経協11社、賃金に関する中労委斡旋案を了承。炭労争議、5ヵ月ぶりに解決
4.28・最高裁第1小法廷、砂川事件弁護人を被告1人につき3人に制限と決定。5.1弁護団側は特別抗告
4.- ・皇太子ご結婚を祝って東京銀座の「三愛」に二人の写真が飾られる。ミッチー音頭、ミッチーつむぎ、ミッチー・アクセサリー、ミッチーおめし、白いコート、テニスウェア、毛皮のストール、ヘアバンドなどが流行。34年はミッチー・ブームに明け暮れる

昭和34年(1959年) 3〜4月の主な出来事−教育・科学・文化・スポーツ

3.1・来日中の英作家ケストラー、「パステルナーク問題」で日本ペンクラブを批判、公開状を発表
3.1・フジテレビ開局、『スター千一夜』放送開始(〜昭和56.9.35)。毎日放送テレビ、九州朝日放送テレビも開局
3.2・中教審、育英奨学制度の改善方策を文相に答申。教育の機会均等など奨学目標の明確化を提案
3.2・天皇の第5皇女清宮貴子内親王が記者会見で好きな男性のタイプを聞かれ「私が選んだ人」と答える。20歳の誕生日にあたるこの日、会見の模様がラジオ放送され流行語に
3.4・日本ペンクラブ、「パステルナーク問題」で日本ペンクラブを批判した英作家ケストラーの公開状に回答
3.9・週刊誌『朝日ジャーナル』創刊(朝日新聞社・定価40円) 
3.11・文部省、テレビの普及による初の子供への影響調査を実施。小学校高学年と中学生の5人に1人が1日5時間以上も見る「テレビっ子」と判明
3.12・気象庁、数値予報に電子計算機IBM704型の火入れ式。天気図作成や台風の進路予報などに使用
3.17・日本初の少年週刊誌「週刊少年サンデー」(小学館)、「週刊少年マガジン」(講談社)が同日創刊。少年週刊誌時代の始まり
3.19・宮内庁、第5皇女清宮貴子内親王と島津久永(元伯爵故島津久範の次男)の婚約内定を発表
3.20・丹下健三東大工学部助教授、仏の第1回建築グランプリ受賞
3.23・末川博ら安保条約改定問題についての文化人懇談会、改定反対を声明。再軍備強化等5つの理由を示す
3.25・郷原佐和子、阪大大学院に提出した学位論文『非線形共振回路の研究』により初の婦人工学博士となる
3.29・大東映画『キクとイサム』(今井正監督、北林谷栄・高橋恵美子主演)封切り
3.- ・「週刊現代」「週刊文春」など創刊。出版社系週刊誌ブームが本格化
3.- ・本年の大学卒業生の就職率が戦後最高を記録

4.1・NHK大阪教育局・札幌テレビ・東北放送・四国放送など、9つのテレビ局が新たに開局
4.3・長新太、第5回文藝春秋社漫画賞受賞
4.5・西独ドルトムントの第25回世界卓球選手権大会(3.27〜)で日本は男子が7種目中シングルを除く6種目で優勝、女子は史上初の4種目完全優勝
4.5・作曲家ストラビンスキー来日
4.6・朝汐太郎、横綱を免許
4.8・高浜虚子没(85歳)俳人、小説家
4.10・第2回大阪国際フェスティバル開幕(〜5.10)
4.10・日本テレビ(NTV )、カラーCM放送を開始
4.10・皇太子結婚式をラジオ・テレビで実況中継。テレビ視聴推定1500万人。民間放送各社はこの日の為テレビ開局を急ぎ、1月〜4.1までの3ヵ月間に14社が開局。前後してテレビが爆発的に売れ、テレビ受信契約数は4月に200万を突破、更に半年後には300万に達する。又、女性週刊誌の活況を促す
4.14・総理大臣の諮問機関として設置された科学技術会議の第1回本会議
4.15・都学連、安保改定阻止全都総決起大会(清水谷公園)に参加して首相官邸デモ、2名逮捕、のち国民会議中央集会に参加
4.17・仏から返還された松方コレクションの絵画など368点、東京の国立西洋美術館に搬入
4.21・日本学術会議「基礎科学白書」を発表。自然科学研究費の不足と設備の老朽化を指摘
4.26・巨人の王貞治、東京後楽園球場での対国鉄戦でプロ入り初ホームラン
4.28・全学連、全国主要都市で安保改定阻止・岸内閣打倒総決起大会。東京の中央集会(清水谷公園)では1500名参加し首相官邸・外務省にデモ、のち青生婦人学生総決起大会(日比谷)に合流、夜間学生500名と共に再度首相官邸にデモ
4.30・永井荷風没(79歳)作家。その死がジャーナリズムで反響を呼ぶ

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