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2022.06.22

昭和34年(1959年)1〜2月の主な出来事


昭和34年(1959年) 1〜2月の主な出来事----世界

1.1・カストロ指揮のキューバ革命軍、バチスタ政権を打倒。バチスタ大統領亡命(キューバ革命)
1.2・カストロ、バチスタ大統領の国外逃亡とマヌエル・ウルチアの臨時大統領就任を宣言
1.2・ソ連、宇宙ロケット第1号「ルナ1号」の打上げに成功
1.3・米大統領、アラスカの米合衆国編入宣言に署名、49州となる
1.4・ミコヤン・ソ連第1副首相、米国を訪問(〜1.20)
1.4・ベルギー領コンゴの首都レオポルドビルで暴動
1.5・米英ソ三国核実験停止会議、ジュネーブで再開。米が地下実験の科学的再検討を提案
1.6・国連世界人口統計、世界の人口は20世紀末に60億に達すると推定
1.7・米国、キューバ新政府を承認
1.8・ド・ゴール、仏第5共和制初代大統領に正式就任。ミシェル・ドブレ内閣成立。文化相にアンドレ・マルロー
1.10・ソ連、米英仏3国に対独平和条約案を提示し、対独平和会議開催を提案
1.10・米下院宇宙特別委員会、「米は宇宙競争でソ連より1年半遅れており、追付くには5年かかる」と最終報告発表
1.13・ベルギー政府、コンゴに対する改革計画を決定
1.14・フィンランドにスクセライネン首相の農民党内閣成立。このあとソ連は対フィンランド外交圧力を撤廃
1.17・ミコヤン・ソ連第1副首相、アイゼンハワー大統領と会談
1.19・ミコヤン・ソ連第1副首相、記者会見で「冷戦に終止符打とう」と繰返し強調
1.27・ソ連共産党第21回大会開催(〜2.5)。ソ連は「共産主義の全面的建設期」に入ったと規定、競争的共存を基調とする7ヵ年計画を採択。フルシチョフ第1書記、ソ連がICBMの量産に入ったと報告
1.28・アイゼンハワー米大統領、この日議会提出のMSA援助に関する報告の中で、日本の自衛力増強を評価

2.1・アイゼンハワー米大統領、「米の宇宙計画の目的は、まず無人衛星ついで有人衛星で太陽系を調査することだ」と議会に初の宇宙報告を送る
2.1・スイス、国民投票で婦人参政権を否決
2.2・米バージニア州で白人と黒人の共学を開始。バージニア州史上初めて
2.6・米空軍が核弾頭装備可能のICBMタイタンの発射に成功
2.10・英、国防白書でキロトン級の水爆製造が着実に進行していると発表
2.11・ソ連・イラン相互不可侵条約交渉が決裂
2.16・カストロ、キューバ首相に就任
2.16・伊でキリスト教民主党単独の第2次セニ内閣が成立
2.17・米、気象衛星「バンガード供彗脳紊欧棒功
2.18・北ベトナム、中国と経済技術協定に調印
2.19・英・ギリシア・トルコ間にキプロス独立協定調印。1955年4月以来の反英闘争収束
2.21・マクミラン英首相、ソ連訪問(〜3.3)
2.23・英ソ首脳会談で、東西首脳会談・英ソ不可侵条約を協議
2.26・ビルマのネ・ウィン首相再選される

昭和34年(1959年) 1〜2月の主な出来事----政治・外交・安保・沖縄

1.1・国民健康保険法施行
1.6・藤山愛一郎外相、閣議後の記者会見で、「安保条約改定は3月には調印したい」と語る
1.8・ラープ・オーストリア首相来日
1.9・閣議、キューバのカストロ新政権の承認を決定
1.10・自民党、新役員を決める。幹事長に福田赳夫、政調会長に中村梅吉他
1.12・第2次岸内閣改造成る。防衛庁長官に伊能繁次郎、経企庁長官に世耕弘一他
1.12・航空自衛隊小牧基地で、T1F2練習機用の国産ジェットエンジン「J3」の試験飛行始まる
1.13・社会党右派の西尾末広、内外情勢調査会で向坂逸郎の社会党=階級政党論を批判、「社会党は国民政党として成長すべき」と主張
1.16・沖縄原水協主催、祖国復帰促進県民大会。スローガンに「安保改定よりもまず復帰」を掲げ復帰運動新段階へ
1.19・社会党拡大中央委員会開催。鈴木茂三郎委員長は冒頭、「二大政党は本質的に階級性格をもつ」と言明
1.21・在日米海軍佐世保基地掃海隊、演習水域外で訓練実施、漁船を追返す
1.23・宮本顕治日本共産党書記長ら、ソ連共産党大会出席のため羽田を出発。正式旅券での大会参加は初めて
1.24・自民党第6回大会、岸首相を総裁に再選(岸信介320票、松村謙三166票)。反主流派、岸批判票を成果として刷新懇談会を解消。自民、挙党体制なる
1.25・藤山外相、記者会見で安保改定問題に関し、「沖縄・小笠原は条約区域から除外」との考えを表明
1.28・アイゼンハワー米大統領、この日議会提出のMSA援助に関する報告の中で、日本の自衛力増強を評価
1.29・藤山外相、記者会見で安保改定問題に関し、「沖縄・小笠原は条約区域から除外」との考えを表明
1.30・自民党、宗教法人問題特別委員会設置(委員長松永東)。伊勢神宮の国家保護等を検討。この頃、伊勢神宮の非宗教法人化や靖国神社国家保護の動き活発化

2.2・ドレーパー米軍事援助調査団長来日
2.7・自衛隊百里基地建設で紛糾中の茨城県小川町で、リコール投票の結果、反対派山西きよ町長が解職
2.11・2.10実施の新島本村議会議員選挙で、ミサイル試射場設置賛成派10人、反対派6人が当選
2.11・米軍岩国基地東側にある帝人岩国工場に、米軍の模擬爆弾が落下。コンクリート壁に穴が開く被害
2.12・藤山外相、柳韓国公使に在日朝鮮人の北朝鮮帰還を認める旨通告
2.13・柳韓国公使、2.12の通告に抗議し「日韓会談を打切り、抑留日本人漁夫を釈放しない」と通告
2.14・野村平爾ら労働法学者25名、ILO条約87号批准問題で声明。公共企業体労組の争議権回復を主張
2.18・藤山外相、政府・自民党首脳との会談で安保改定「藤山試案」発表
2.18・労働問題懇談会答申。ILO87号条約の批准を勧告
2.19・自民党、衆院社会労働委員会で、社会党欠席のまま最低賃金法案を可決
2.24・自民党の池田勇人、関西財界人との懇談会で「月給二倍論」構想を表明。積極的な設備投資により国内需要が拡大すれば今後5〜10年間に月給を2倍にすることも可能だと主張し、話題を集める。この構想は35年の国民所得倍増計画に反映された
2.25・自民党反主流派4派の外交問題研究会、安保改定調印を急ぐなと意見一致
2.25・大日本愛国党党首赤尾敏、在日朝鮮人の北朝鮮帰還問題で藤山外相と大臣室で面談中、「乱暴」をはたらく
2.27・衆院本会議、比国ルバング島の元日本兵生還を期する決議案を全会一致で可決

昭和34年(1959年) 1〜2月の主な出来事----経済・産業・技術

1.1・尺貫法を廃止、計量(メートル)法施行。但し、坪表示は昭和41年3月まで認められる
1.5・東京株式市場、ダウ平均671円28銭に高騰。東京証券取引所開所以来の最高値を記録。同値は新修正平均株価指数の基準値となる
1.6・富士自動車、横須賀市の米軍追浜兵器所閉鎖に伴い追浜工場を閉鎖、従業員3350人を解雇
1.7・ペルーのカリャオ港で開かれていた日本産業巡航見本市が終了。延べ入場者数は2万1500人
1.10・大蔵省、昭和33年の通関実績を、輸出28億7600万ドル、輸入30億3200万ドルで1億5600万ドルの入超と発表 
1.10・永野護運輸相、福岡県志免鉱業所の国鉄からの経営分離を内諾。国労は払下げ阻止を決める
1.10・NHK教育テレビ東京放送局開局、従来のものは総合テレビと称す
1.12・第3回日ソ漁業委員会開催(東京)
1.13・国連によるメコン川総合開発調査に参加する日本調査団一行13人、ベトナムへ向け羽田を出発
1.13・国労志免支部、志免炭鉱の民間払下げに反対して24時間スト突入
1.14・茨城県東海村の原子力研究所、国産第1号原子炉の起工式施行。熱出力1万kw、天然ウラン重水型
1.14・いすゞ自動車、初の国産外車のバン「ヒルマン・エキスプレス」(500埓僂)を発売。81万7000円
1.19・三井鉱山、三鉱連に企業再建案提示
1.23・ラオスとの経済・技術協力協定発効。昭和33.10.15調印
1.23・日本貿易振興会、33年度の米国向け輸出トランジスタ・ラジオは米市場の25%を占めると発表
1.23・日本見本市、シドニーで開幕
1.27・原子燃料公社東海精錬所、初の国産金属ウラン精錬の試験操業を開始
1.29・通産省、昭和3 3年1〜1 2月の特需概況を発表。特需総収入4億8156万ドル(前年比約12%減)
1.31・大蔵省、標準決済規則改正公布(指定通貨の差別撤廃、西欧の通貨交換性回復措置への対応、自
由化への動き)
1.31・通産省、賠償実施状況を発表。対ビルマ・フィリピンは順調、前年開始のインドネシアへの賠償は低調

2.1・児島湾締切り堤防完工式。児島湾を締切り、淡水化開始
2.4・八幡製鉄・川崎製鉄など鉄鋼大手高炉8社、鉄鋼価格安定のため輸出責任制・輸出鋼材の特別価格制など申合せ
2.5・明治鉱業、460人の希望退職と120人の配置転換の企業整備案を労組に通告
2.6・閣議、国際捕鯨条約から留保条件付で脱退する方針を正式決定。6.29脱退取消を通告
2.8・関西電力の黒部第4発電所の黒部トンネルが貫通。10.193km
2.9・経理府統計局、33年労働力調査の結果発表。完全失業者は年間平均57万人で、前年比5.7%増
2.11・東京株式市場、ダウ平均700円を突破
2.12・農林省が人口問題対策として、ブラジルへの農業移民促進を計画中と新聞報道。5年間で10万人が目標
2.13・鐘紡、博多・中津・東京など5工場閉鎖等の第2次合理化案を提示
2.14・明治労連、明治鉱業の企業整備案の全面撤回を要求し72時間ストに突入
2.15・第一物産(株)と三井物産(株)が合併、三井物産(株)として新発足。旧三井物産系商社の大合同完了。社長新関八洲太郎
2.15・英国海外航空、ロンドン-東京間就航を前にコメット4型旅客機の招待飛行(羽田-松島)実施
2.16・新硬貨発行される。100円銀貨、50円ニッケル貨、10円青銅貨
2.17・政府、戦後初の外債公募で米ファーストボストン社と3000万ドルの外債発行契約に調印
2.19・日銀、公定歩合を1厘引下げ、1銭9厘とする
2.25・国労志免支部、時間内24時間の職場大会を10回開催(〜3.27) 
2.26・住宅公団、神奈川県相模原市で首都圏初の工業団地を分譲
2.26・朝日放送、大阪テレビと対等合併、6.1から朝日放送として発足
2.27・閣議、「石炭鉱業の合理化に伴う失業対策について」を決定

昭和34年(1959年) 1〜2月の主な出来事----社会(市民運動、労働運動、公害、事件事故)

1.1・尺貫法を廃止、計量(メートル)法施行。但し、坪表示は昭和41年3月まで認められる
1.3・全日自労主唱「戦争と失業に反対する国民大行進」、大牟田で開始
1.6・全日自労主唱「戦争と失業に反対する国民大行進」九州大会(福岡市)
1.13・国労志免支部、志免炭鉱の民間払下げに反対して24時間スト突入
1.14・皇太子明仁親王と正田美智子との納采の儀が正田家で行われ、婚約が正式に成立
1.16・沖縄原水協主催、祖国復帰促進県民大会。スローガンに「安保改定よりもまず復帰」を掲げ復帰運動新段階へ
1.21・釧路海上保安部巡視船、色丹島でソ連警備艦から抑留漁夫15人を引取る
1.21・在日米海軍佐世保基地掃海隊、演習水域外で訓練実施、漁船を追返す
1.21・社会教育の自主性を守る全国代表者会議、婦団連など50余団体が開催。社会教育法改正反対を決定
1.22・漁船2隻、東シナ海で韓国警備艇に捕獲される
1.23・テレビドラマ『私は貝になりたい』の脚本家とラジオ東京テレビが、体験記筆者に著作権侵害で訴えられる
1.24・水産庁監視船、東シナ海舟山島東方で中共船に銃撃される
1.24・全労会議・総評・新産別・中立系労組による労働戦線統一懇談会初会合
1.26・世界平和アピール7人委「力の政策をやめ核兵器の脅威を除く世界新秩序宣言」を政府・国会に要請
1.27・ミカン船が呉市情島付近航行中、覆面男が船員2人を襲って海に突落とし1人死亡。1.31呉港の機帆船内で船主が自殺、遺書から犯人と推定(ミカン船の強盗殺人) 
1.28・第4回全国農協婦人大会開催(〜1.29)。兼業形態として「主婦農家」が増加と報告される。農協婦人部の自主製作映画「荷車の歌」鑑賞
1.29・東京人世坐労組、労働条件改善・賃上げ・女子25歳定年制反対で無期限スト(〜3.23)

2.2・ルバング島の元日本兵小野田寛郎ら2名、現地人労働者を射殺した後密林へ逃亡。比警察は逮捕命令
2.2・アジア・アフリカ青年会議開催(〜2.8カイロ)
2.3・風俗営業取締法改正成立。取締範囲の拡大で「深夜喫茶」などの営業を規制。4.1施行
2.4・対馬沖で、韓国警備艇が漁船を銃撃。8隻脱出、1隻は捕獲される
2.5・ソ連からの第17次(樺太からは6回目)引揚者を乗せた白山丸、小樽港に入港
2.5・原水協・護憲連合・全国基地連・総評・日中国交回復国民会議の5団体、「日米安保改定反対・同廃止・日中関係打開」の共同声明を発表
2.6・社会教育の自主性を守る全国代表者会議、社会教育法改正反対要望書を国会・自民党へ提出
2.9・高等海難審判庁、洞爺丸事件(昭和29.9.26)に裁決。一審同様船長・国鉄当局の過失による人災と結論
2.11・広島高裁、審理中の八海事件被告阿藤周平(昭和26.1.29逮捕)の保釈を決定。昭和43年10月無罪
2.11・米軍岩国基地東側にある帝人岩国工場に、米軍の模擬爆弾が落下。コンクリート壁に穴が開く被害
2.14・明治労連、明治鉱業の企業整備案(2.6)の全面撤回を要求し72時間ストに突入
2.14・野村平爾ら労働法学者25名、ILO条約87号批准問題で声明。公共企業体労組の争議権回復を主張
2.15・主婦と生活社労組、副委員長の配置転換を不当とし無期限ストに入る(〜12.29)
2.17・鹿児島・宮崎両県に跨る霧島山系の新燃岳が45年ぶりに噴火。降灰で山林や耕地に被害
2.18・労働戦線統一懇談会世話人会発足。総評、組織不可侵協定を主張。全労、共産党との絶縁主張で対立
2.18・小野田寛郎元陸軍少尉の母親、東京駅八重洲口で救出の署名運動。フィリピン警察本部が射殺命令を出したという報道(誤報)があったため
2.19・東京電力、女子の結婚退職を規定した労働協約条項を労組に通告。労組は協約改定全面撤回を決定
2.20・この日全国的に気温が上昇。東京は21.1度で戦後第2の記録。横浜の24.4度は、2月の気温としては横浜気象台開設(明治29年)以来の数字 
2.21・大宅壮一ら150余名、無期限ストの続く主婦と生活社に対し執筆拒否を声明
2.25・国労志免支部、時間内24時間の職場大会を10回開催(〜3.27) 
2.25・逮捕後45年間強盗殺人の無実を訴える吉田石松、名古屋高裁を訪れ再審を嘆願。昭和38年2月無罪確定
2.26・陸上自衛隊勝田駐屯部隊が那珂湊市の海岸で爆破作業訓練中、ダイナマイトが爆発。1人即死5人重軽傷
2.27・太田薫ら各界代表の提唱(1.16)で、総評・平和委主催安保条約廃止・平和共存推進日本平和大会(〜2.28)
2.27・衆院本会議、比国ルバング島の元日本兵生還を期する決議案を全会一致で可決
2.28・東京高裁、「幸浦事件」(昭和23年11月)の差戻控訴審で、死刑の原判決を破棄し4被告に無罪判決
2.28・総評、護憲連合など5団体共同声明(2.5)による全国民統一行動日。東京で安保改定反対・日中国交回復国民大会、2万人参加
2.- ・サンダルの製造に使用されるベンゾールでの中毒が社会問題になる
2.- ・東京・江東区で、1年間に地盤が17冂晴爾靴燭海箸判明。また五反田で4月にかけて地盤が沈下、小学校が傾く
2.- ・主婦連合会の10円牛乳運動が展開されるなかで、東京大田区の「長原主婦の店」では、卸値9円の牛乳を会員に10円で売る運動を行う

昭和34年(1959年) 1〜2月の主な出来事----教育・科学・学生運動・文化・スポーツ

1.3・和田英作没(84歳)洋画家
1.6・観世華雪没(74歳)観世流能楽師
1.9・NHK、東京・広島・札幌・福岡の4局にラジオ聴取者のサークル「婦人学級」を設置。「婦人百科」など料理・手芸番組の基礎となる
1.10・NHK教育テレビ東京放送局開局、従来のものは総合テレビと称す
1.10・思想の科学研究会編『共同研究 転向』上巻刊行
1.11・渡米中の古在由秀理博、人工衛星の軌道計算から「地球の重心は北半球寄りにある」との見解を報告、と新聞報道
1.14・第3次南極観測隊、昭和基地に到着。約1年間残置されていた樺太犬15頭のうち、タロー・ジローの生存を確認
1.14・茨城県東海村の原子力研究所、国産第1号原子炉の起工式施行。熱出力1万kw、天然ウラン重水型
1.15・五味川純平原作『人間の條件』第1部封切(松竹・にんじんプロ、小林正樹監督、仲代達矢ら出演)
1.15・村山知義らの新協劇団と薄田研二らの劇団中芸が、和解合同して「東京芸術座」を結成することを決定
1.19・東京浅草聖天町で福祉活動を行い、前年死去した北原怜子(蟻の街のマリア)の胸像完成。1.23除幕式
1.20・『日本の歴史』刊行開始(読売新聞社)。以後、歴史への関心が高まり歴史ものが次々と出版される
1.20・第40回直木賞に城山三郎『総会屋錦城』、多岐川恭『落ちる』。芥川賞は授賞作品なし
1.23・パリで松方コレクション引渡し協定調印
1.23・テレビドラマ『私は貝になりたい』の脚本家とラジオ東京テレビが、体験記筆者に著作権侵害で訴えられる
1.24・日教組第8次教育研究全国集会(〜1.27)
1.25・フランス詩人連盟、作家芹沢光治良に仏友好国際賞を贈ることを決定
1.26・文化財保護委員会、特別天然記念物トキの分布状態・食物・産卵などの実態調査実施を決定
1.29・東京人世坐労組、労働条件改善・賃上げ・女子25歳定年制反対で無期限スト(〜3.23) 
1.- ・亀井勝一郎『日本人の精神史研究』(文学界)
1.- ・開高健『日本三文オペラ』(文学界)
1.- ・豊竹山城少掾引退披露、文楽合同公演(文楽座。2月、新橋演舞場)

2.1・日本教育テレビ(現NET)開局、本放送開始
2.5・文部省、父兄負担の教育費調査(昭和32年4月〜33年3月)発表。小学生で年間1万円余と増加傾向
2.6・東京六大学野球連盟、今期から選手のユニフォームに背番号を使用することを発表
2.14・日本原子力学会設立(会長茅誠司)。原子力の平和利用を目的に、関係学者・技術者などが参加
2.14・野村平爾ら労働法学者25名、ILO条約87号批准問題で声明。公共企業体労組の争議権回復を主張
2.16・日教組第20回臨時大会開会(〜2.17)
2.20・総理大臣の諮問機関として科学技術会議設置(議長に総理大臣)
2.21・大宅壮一ら150余名、無期限ストの続く主婦と生活社に対し執筆拒否を声明
2.22・岡倉士朗没(49歳)演出家
2.23・日本自然保護協会、自然保護運動の強化に乗出すことを決める
2.23・徳川家墓地調査団、2.5の皇女和宮の墓に続いて東京芝の増上寺で14代将軍家茂の墓を発掘調査
2.23・第8回文学界新人賞に、石川信乃氏『基隆港』決定
2.23・米国でのレースで日本馬の「ハクチカラ」初優勝
2.25・34年度日本探偵作家クラブ賞に、有馬頼義氏『四万人の目撃者』決定
2.26・朝日放送、大阪テレビと対等合併、6.1から朝日放送として発足
2.- ・大相撲春場所で19歳の若秩父が小結に昇進。10代の小結は史上初

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