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2017/07/11

昭和39(1964年)年3月〜4月の主な出来事


7月に刊行致しました「新聞集成 昭和編年史」39年版IIは昭和39年(1964年)3〜4月の記事を
収録していますが、その期間に日本及び世界に起きた主な出来事です。

昭和39年(1964年)3〜4月の主な出来事

◇世界
3.4・国連安保理、ギリシア・トルコ両系住民の紛争で流血のキプロスへ平和維持のため国連警察軍派遣を決定
3.9・韓国の全野党、各界の代表200余人を集め、対日屈辱外交反対全国民闘争委員会を結成。韓日会談の即時中止を要求
3.16・ジョンソン米大統領、総額9億6250万ドルに上る「貧困撲滅計画」教書を議会に送付
3.23・ジュネーブで121ヵ国約1500人が出席し、国連貿易開発会議(UNCTAD)開催(〜6.16)。新興75ヵ国、団結して欧米の貿易・援助政策を批判。同種会議の定期開催、常設の貿易開発理事会設置を決定
3.24・ソウルで日韓会談反対学生デモ。3.25全国に波及(〜3.27)
3.27・アラスカで大地震
3.31・ブラジル軍部、土地改革・精油所国有化・中仏への接近政策に反対しクーデター。4.1グラール大統領辞任。4.4同大統領ウルグアイに亡命。4.11国会、カステロブランコ将軍を大統領に選出、軍事政権誕生
4.3・ソ連共産党機関紙「プラウダ」が2月14日付党中央委員会総会におけるスースロフ報告を公表、中国共産党を非難
4.5・ダグラス・マッカーサー元帥死去
4.10・第2回アジア・アフリカ(AA)会議準備会議、ジャカルタで開催(〜4.15)。21ヵ国が参加
4.19・ラオスでアバイ将軍・右派将校らがクーデター、プーマ連合政府の改造を要求。4.23ラオスの軍事革命委員会、右派閣僚増員を条件にプーマ連合政府の存続を承認
4.20・米ソ、兵器用核分裂物質の生産削減を同時発表。4.21英国、軍事用プルトニウム減産を発表。仏は減産せずと言明
4.28・仏、NATO司令部からの海軍将校引揚げをNATO軍事委に通告

◇外交・政治・国防・沖縄
3.3・池田首相、参院予算委で竹島領有問題に関し「国際司法裁提訴の方針は不変だが弾力的に運用」と答弁
3.10・日韓農相会談開始。日本側赤木農相、韓国側元容奭農林部長官。漁業協力、専管水域など漁業問題を話し合うが難航し4.6休会
3.20・金鍾泌韓国民主共和党議長来日。3.24金鍾泌議長、池田首相と会談。日韓交渉の促進で一致
3.24・エドウィン・ライシャワー駐日米国大使、東京赤坂の同国大使館裏玄関で、侵入した精神異常の少年
に右モモを刺され1ヵ月の負傷。少年は精神分裂症で不起訴。のち輸血から血清肝炎になり、売血の「黄色い血」が問題化。3.25早川崇国家公安委員長、米大使刺傷事件の責任をとり辞任
3.26・小林厚相、参院予算委で米大使刺傷事件に関し「精神衛生法を改正、異常者報告を義務化したい」と答弁
3.27・朴正煕韓国大統領、学生デモ収拾のため来日中の金鍾泌に帰国を命令(3.28帰国)
3.27・河上社会党委員長、日韓会談打切りを要求。西尾民社党委員長、機を失せず妥結を主張
3.- ・三重県議会で、中電が熊野灘沿岸に計画中の原子力発電所の安全性に関する質疑あり
4.3・米民政府、高等弁務官布令第51号「麻薬類及び或る特定の薬品類の取締り」を公布。米軍兵の睡眠薬中毒防止のために採られた措置だったが、取締りの対象に風邪薬等も含まれていたため地元の薬品販売業者の不満を招く
4.6・吉田茂特派大使訪米。4.9ジョンソン米大統領と会談。4.11マッカーサー元帥の葬儀に参列
4.6・ポンピドー仏首相、外相らとともに来日(〜4.12)
4.7・第2回日仏定期協議開催(〜4.8)。大平外相とクーブドミュルビル仏外相が会談
4.8・日本共産党、4.17の公労協ストは弾圧を招く挑発的陰謀と反対声明
4.16・池田首相と太田総評議長、官民給与格差是正に努力するなど6項目に合意。公労協の17日のストは延期
4.19・松村自民党議員、北京で廖承志中日友好協会長と会談。新聞記者交換・LT貿易連絡事務所設置につき合意、覚書を調印
4.25・政府、第1回戦没者叙勲発表。1万177人(うち女性13人)に勲七・勲八等を授与
4.25・ケネディ大統領の新沖縄政策に基づき、日本政府の沖縄に対する経済援助を受入れるため、沖縄援助に関する日米協議委員会(東京)と日米琉球技術委員会(那覇)設置の日米間書簡、外務省で交換。第1回日米協議委員会開催
4.27・琉球立法院、日本復帰及び施政権返還の2要請決議を満場一致で可決
4.28・閣議、OECD(経済協力開発機構)加盟を決定。この日付で正式加盟。日本は21番目の加盟国となり、本格的に開放経済体制に仲間入りする
4.28・第1回生存者叙勲発表。明治8年の太政官布告に基づき18年ぶりに復活。大勲位菊花大綬章に吉田茂、片山哲・石橋湛山両元首相ら25人に勲一等など、201人が受勲

◇経済・産業・労働
3.10・経済企画庁、「38年度国民生活白書」を閣議に報告。国民の消費生活が向上し「先進国型」に接近と分析、「中流意識」の広がりを指摘
3.12・総理府統計局、「38年の家計調査」を発表。都市勤労世帯実収入は月平均56,745円で前年比名目11.7%、実質3.8%増
3.18・日銀、輸出貿易手形を除く公定歩合の日歩2厘引上げ実施。商業手形割引歩合は日歩1銭8厘になる
3.20・訪米経済使節団派遣(団長岩佐凱実富士銀行頭取)。市場開拓をねらいとして米中西部も訪問
3.23・日本鉄道建設公団発足。鉄道新線建設にあたる。総裁太田利三郎
3.25・茨城県十王町のKDD宇宙通信実験所、リレー2号衛星による初の米へのテレビ即時中継に成功
3.31・政府、カラーテレビ・揮発油・灯油など8品目を4.1から輸入自由化と決定。自由化率93%弱に
3.31・外国為替及外国貿易管理法および外資に関する法律の一部改正公布。IMF8条国移行措置、外国為替予算制度廃止など。4.1施行
3.31・産業構造審議会令公布。産業構造調査会と産業合理化審議会は廃止
4.1・日本、IMF8条国(国際収支上の理由による為替制限のできない国)に移行、「円」の交換性回復
4.1・日本郵船・昭和海運・山下新日本汽船・ジャパンライン・大阪商船三井船舶・川崎汽船の6グループ、一斉発足
4.2・総評、東京で第25回臨時大会開催。公労協主力で4.17に半日ストなどの方針確認。4.16池田・太田会議で妥結しスト中止
4.8・中国経済友好代表団来日( 〜5.21、南漢宸団長)。4.10・中国経済貿易展覧会、東京晴海で開催(〜4.30)
4.9・日本鉄鋼連盟、38年度鉄鋼生産量調査を発表。日本は前年比25%増の3408tで独を抜き世界第3位
4.12・日本科学技術振興財団(倉田主税会長)のテレビ局、東京12チャンネル(現・テレビ東京)が正午に開局
4.15・日本国内航空の創立総会挙行。北日本・富士・日東の航空3社が合併して成立。のちの東亜国内航空
4.17・国際電電、テルスター2号衛星で日本からヨーロッパ向けテレビ宇宙中継送信実験に成功
4.22・日本道路公団(上村健太郎総裁)、東名高速道路建設のため、世界銀行と5000万ドルの借款契約に調印
4.22・石炭鉱業審議会(植村甲午郎会長)、39年度石炭鉱業合理化実施計画を答申。閉山386万t、再就職が必要な離職者数1万7200人

◇社会
3.1・原水協は焼津市、社会党系は静岡市で3.1ビキニ被災10周年記念集会開催。日本宗教者平和協議会主催、原水協・被団協後援で久保山愛吉墓前祭を開催
3.4・国産の小児マヒ生ワクチンを服用した岡山市の健康優良児が死亡。そのほか各地から事故が伝えられる
3.11・浦和地裁、狭山事件判決公判で、石川一雄被告に死刑判決。3.12控訴
3.14・公労協、ILO87号条約批准・スト権奪還統一行動中央集会
3.25・政府の四日市地区大気汚染特別調査団、国会に報告書を提出(黒川公害調査団報告)。煤煙規制法を適用するよう勧告
3.- ・読谷村で米軍が落下傘降下訓練中に誤ってジープと天幕を落下させ、村民に不安を与えた
4.1・海外旅行自由化。1人1年500ドルの範囲内
4.2・四日市市で3日間の激しいスモッグの後、ぜん息患者(62歳)が肺気腫で死亡。四日市公害の犠牲者第1号
4.5・米海軍F8戦闘機、町田市の国鉄横浜線町田駅近くの商店街に墜落。14戸全半壊、住民ら4人死亡27人重軽傷。この年米軍機の墜落15機
4.7・中国撫順の収容所に抑留されていた中共関係戦犯の最後の3人が、東京国際空港に帰着
4.16・予防接種法一部改正公布施行。小児マヒ予防に生ワクチンが正式に採用される
4.17・総評・中立労連加盟の民間労組約20単産、春闘4.17統一行動で24時間ストを実施。公労協9組合や私鉄大手、都市交通などはストを回避
4.19・第9回働く婦人の中央集会(総評系〜4.20)。この年より社会党・総評系と共産党系の対立で分裂開催。4.26共産党系開催(〜4.27)

◇学術・教育・文化
3.5・戒能通孝都立大教授、山林入会権をめぐる小繋事件上告審弁護に専念のため辞表を提出
3.5・ビートルズの日本初のシングル『プリーズ・プリーズ・ミー』発売。1週間で5万枚売れる。続いて『抱きしめたい』もヒット
3.9・米ハワイ出身のジェシー・クハウルワ(19歳)が初土俵。アメリカ人初の力士。後の関脇・高見山
3.14・文部省、小・中学校の学年別の「道徳の指導資料」第1集約70万部を全国小・中学校、都道府県教委に配布。愛国心・礼儀作法を強調
3.16・福岡地裁小倉支部、「昭和36年9月の文部省学力調査は教育基本法第10条違反だが、教組の妨害も違法」と5被告に有罪判決
3.17・東京の武蔵国分尼寺跡の発掘開始。国の史跡でありながら一部が宅地分譲され問題化
3.19・東大、41年以降の入試改正に能研テストは当分合否の資料にしない、などと発表
3.26・昭和21年設立の東京交響楽団、経済的困難から解散。楽団長橋本鑒三郎自殺。3.31楽団員により再発足。4.15発足披露演奏会
3.27・民芸、25年ぶりに『夜明け前』上演(〜4.29)
3.28・東大の大河内一男学長、卒業式でJ.S.ミルの言葉「太った豚になるより、やせたソクラテスになれ」と告辞
4.1・NETテレビ、主婦向けのわが国初の朝のワイドショー番組、「木島則夫モーニング・ショー」を開始。以後フジテレビ「小川宏ショウ」など、類似番組登場
4.1・創価学会、静岡県富士宮市に建設していた大石寺客殿の落慶法要を営む
4.3・青森県教委、県内市町村教委の賛同を得たので40年度から小学校の教科書を全県で統一と決定
4.8・東京上野の国立西洋美術館(〜5.17)で朝日新聞社主催「ミロのビーナス特別公開展」始まる。京都市美術館での公開を含め6.25まで
4.10・第20回芸術院賞・芸術院恩賜賞決まる。恩賜賞は洋画家の中川紀元氏
4.12・日本科学技術振興財団が新設した科学技術館が開館
4.27・文部省、本年度から開設の家庭教育学級の手引書、家庭教育資料第1集「こどもの成長と家庭」を発表。以後全国の700の市町村で家庭教育学級が開設

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